うん日のへにより

もやしと豚肉を炒めたやつ

自己肯定感を下げたい人

 自己肯定感が高すぎて嫌だったことがある。

 誇大妄想が強くあった。自分は何でもできると思った。だから何を突然始めるか分からなくて怖かった。自分こそが最も正しい存在だと思っていたので人を否定せずにはいられなかったし、自分を疑うことができなかった。

 今は自己肯定感も普通とかかなと思う。まあなんだっていいと思う。その人の実際的な力というのは思い込みではそこまで変わらないと思うし。それに自己肯定感が低い方が僕は落ち着く。自分にできるかどうか分からないとか、そういうところから話を始めるのは現実的だと思う。逆に初めからできるとかできないとか決めつけるのは現実的な検討を欠いているから判断が早すぎる気がする。まあ対象によっては明らかに無理だったり可能であったりする。用は自分にとっていいバランス感覚を持てるといいのかもしれない。

 僕は自分に非現実的な自信があったことに苦しんだわけだけど、逆に自信が無いことに苦しむということがよく分からなかったりする。

 とにかく僕にはありとあらゆる力が無いから自己肯定感は低いのがいい。

 僕が自己肯定感が低くていい理由には自分がなんでもよくなっているというのもあるかもしれない。クズでもバカでも気持ち悪くても特になんでもない。実際そうだと思うし。だから自己肯定感が低くなって自分がどうしようもない人間のように思えてもそんなに悪い感じでもない。まあもちろん僕にだって優しいところとか可愛らしいところとか毎日お掃除するところとか良いところはたくさんある。ただ同時にクズなところもたくさんある。

 まあこんなことを言ってられるのも自分の心に鈍いからかもしれない。結局鈍さを利用して安定しているところはあるかもしれない。だから鈍くてよかったねということかもしれない。

 じゃあ。