うん日のへにより

もやしと豚肉を炒めたやつ

サン・ドイッチ

 屑人間と言われても正解と返したくなる生活をしています。こんばんは瓜瓜うんぴょ君です。ワインを飲んでは寝て飲んでは寝てを繰り返しています。

 

 図書館で借りたフーさんという本を読んでいます。元々フィンランドでハンヌ・マケラさんによって書かれたものなので、同じくフィンランドで生まれたムーミン的な雰囲気があります。

 さて問題です。主人公の名前は何でしょうか。正解はフーさんです。フーさんは明るく楽しい性格で村の皆の人気者とかではありません。本の始まりは窓からキラキラと朝日が差し込み、それを受けてフーさんは布団に顔を潜り込ませて夜まで寝るというものです。

 ムーミンでもこういうような引き籠もり系のキャラクターが何人かいるけれど、そのキャラクター達が悪者として出てくるわけではなく、ただそのキャラクターらしく生活するのが描かれています。引き籠もり体質の人に対する向き合い方の文化的な差みたいなのがあるのかもしれません。

 デッデッ♪

 

 さっき恋人にむにょむにょおばけと言ったら大変なことになりそうになりました。僕としては恋人を抱きしめたりするとむにょむにょしてたり、つまむとむにょむにょしてたりするので好きなのだけれど、良くない伝わり方をしそうになりました。むにょむにょおばけ。おばけが余計だったんじゃないですか。とにかく僕は君がむにょむにょしてて好きなんだと伝えたら大変じゃなくなりました。でも表向きが大変じゃなくなっただけかもしれないので、むにょむにょとか言う時には慎重になろうと思います。

 

 今日は散歩をしました。二度行きました。

 一度目の散歩に行く前に母と姉に散歩に行きます宣言をしました。姉は色めき、「おやつを買いに行って貰おう!」と言っていました。母もスーパーで何か買ってきて欲しい物はないかと考え始めました。「私マンゴー杏仁がいい!」姉がそう言い「あれおいしいよね。」と母が言いました。

 そういった会議の末、僕は出かけていきました。散歩というか、パシりとおつかいの一石二鳥のようなものでしたので、好きなところを歩けませんでした。なので何も背負わずに2回目のおつかいにでも出かけたいなと思いながら帰ってきました。

 冷蔵庫へ買った物を詰め込んでから、しばらく自分の部屋に戻って休憩をしていました。するとリビングから母の叫びが聞こえてきました。「私の分のマンゴー杏仁が無い!」僕はリビングへ向かいました。「ごめん、母ちゃんは要らないのかと思って。」「そうだよ母ちゃん要るって言ってなかったよ。」姉も言っていました。すると母は姉に怒り始めました。とりあえず姉にとばっちりを食らわしがちな母でしたが、おちょぼ口でぶつぶつ言いながら収束していきました。

 2回目の散歩では母の分のマンゴー杏仁を買って帰ってこようと思いつつ、家を出ました。砂利道が歩きたかったので、家を出てから土手へ向かいました。しばらく行くと少年野球と土手の狭間に砂利道があります。砂利のデコボコした感触を足の裏に感じつつジャリジャリとした音を聞きながら歩きました。これなんだけどこれ感が薄いと思いました。というか広く現実感も普段よりも薄い気がしました。

 なぜだろう。昨日酒を飲んで寝たから、昨日睡眠薬を飲まずに寝たから、一昨日抗うつ薬を飲み忘れたから、他にも思い当たらないだけで何かあるかもな、あるいは想像を絶する理由だとか僕には理解できないような理由だとか。

 そんなことを考えながら砂利道を過ごした。砂利道から引いて土手を上がり、反対側の住宅街へ下りていった。

 久々に町を歩くのは楽しかった。いい感じの空き地とか道とかも何個かあった。適当にあれこれ考えられてよかった。

 途中で家から4番目くらいに近くてまあまあ遠いセブンに着いた。しかしそこではマンゴー杏仁は売っていなかった。家から1番近いセブンに再度行くかと進路を決めたし、寄って帰った。

 母にマンゴー杏仁を買ってきたことが発覚すると、思っていたほどではなかったが喜んでいた。その後はワインを直飲みしてはフーさんを読み、寝て、起きてワインを直飲みしてはフーさんを読み、寝て、を繰り返して今に至る。ワインを今し方全て飲んだ。最後の一口でむせて辛かったです。

 

 こんな終わっている僕ですが、母も姉も誕生日プレゼントをくれるらしく、なんでやねんの極みだけどありがたいし嬉しいです。恋人も誕生日に会ってくれるらしく、めちゃんこ嬉しいです。わーい!

 いつか屑人間から抜け出せるといいなあ。23歳ではやるべきことを後回しにしないでやりたいです。こわ~。