うん日のへにより

もやしと豚肉を炒めたやつ

ザ デイ

 新宿で恋人に会った。カフェの前で待ち合わせだったのだが、グーグルマップを用いても僕が辿り着けなかったし、辿り着けそうになかったので、新宿駅まで来てもらった。

 お昼ご飯を食べにもんじゃ屋さんへ行った。僕はもんじゃを食べるのは10年ぶりで、よく分からないので恋人が焼いてくれた。表面がぷくぷくとしてきたところで食べ始めた。小さなヘラを使ってもんじゃを取ろうとするのだがうまく取れない。もんじゃが逃げていく。恋人の真似をすることでもんじゃを食べられるようになった。

 食べられるようになって、ソースでむせてしまった。

 出会ってものの1時間でたくさんボケが発生してしまった。

 一旦彼女の家へ行った。

 いちゃいちゃ。

 家を出た。

 花火をやるためにセブンイレブンでキティちゃんの花火とお酒を買った。それから土手へと向かって歩き出した。土手までは20分くらいで着いた。

 川辺へ行きたかったが高い雑草に阻まれて行けなかったし、バケツに入れる水が欲しかったが水道が無かった。僕たちはとりあえずベンチに座ってお酒を飲んだ。空を見ると割れていた。左側はピンク色の光が出ていて、右側は背景の深い青だけだった。

「このお酒を残してバケツ代わりにしたらいい。」

 恋人発案の作戦によってバケツが用意できた。風が強かったけど花火をすることができるようになった。花火を点火すると黄色い火花を散らしまくった。

「わあ綺麗。」

「まるで君のようだね。」

 他の花火もやった。今度は紫色の光を放った。

「これも綺麗。」

「まるで君の瞳のようだね。」

 

 花火が無くなってしまったので帰路についた。帰りは電車で帰った。

 家で一緒に唐揚げとまぐろの巻き寿司を食べた。その後一緒にお風呂に入った。

 寝る前になぜか僕は不安になってしまったので一緒にオセロをしたりアニメを観たりしてくれた。

 オセロは前回やったときよりも強くなっていた。会社の同期に教えてもらったらしい。角を先取されてかなり危ういところまでいったが、ギリギリ勝てた。

 アニメのタイトルは忘れてしまったが、精子のモンスターと戦う話だった。病院にあった馬の精子を搾り取る機械を主人公が自分に使用するところから話は始まる。馬の精子と書かれたタンクを用いて博士が実験をすると、存外精子のモンスターが大量に作成されてしまう。果たして人類は精子モンスターに勝てるのか。クレイジーなのだけどなぜかあらすじをちゃんと覚えている。

 恋人のおかげで眠ることができた。

 朝は恋人と一緒に途中まで出社した。原宿の改札でお別れした。

 それから実家に帰ってシャワー浴びて昼寝したら今です。ななちゃんありがとう<(_ _)>