昼寝の沼
朝起きてから今現在まで昼寝をしている。常に睡眠と覚醒の狭間を彷徨いているような感じ。そういう日もあるかもね。ずっと寝っ転がってるのも原因だと思うけど、ずっと寝っ転がってたいやん?
夢。
僕は中学生だった。家に居るとインターホンが鳴った。鳴らしたのは中学の頃の友達だった。トイレを貸してほしいとのことだったので快く家へ入れた。
トイレをから出たそいつが僕を見て立っている。「俺の名前覚えてる?」起きた今ならフルネームで言えるけど、その時はド忘れしてしまって言えなかった。「植村、違うな、顔はめっちゃ覚えてるのに、なんだっけ。」僕はそいつにがんじがらめにされた。
その時ようやく気がついた。こいつは蜘蛛人間ウイルスに感染しているのだと。このまま噛みつかれたら俺も蜘蛛人間になってしまうかもしれない。この体勢からなら蹴り飛ばして距離を稼げる。だけど蹴ったら可哀想だしなあ。
そうこうしているとそいつから解放された。「まあいいや。気をつけな。」そいつは家を出ていった。
後日、トイレを貸してくれないかとT君がやってきたので快く家へあげた。家へ入ってきたT君は僕を見つめていた。
しまった。T君は恐らくCOVID19に感染している。COVID19に感染すると悪い組織の手先となってしまう。
僕はT君に首を絞められた。手を解こうとするがうまくいかない。僕はこのままCOVID19に感染してしまうのか。
T君は手を離した。「この辺りにももう何人もCOVID19の感染者がいるし、お前の情報も既に把握済みだ。気をつけて生活しろよ。」そう言うと家を出ていった。もう友達にトイレを貸すのはやめようと思った。