気持ち悪い午前四時

　昨晩は歯磨きや薬の服用を無視して寝てしまった。すべきだったんだろうけど、寝た。別にそんなに致命的なまでに眠たいわけでもなかったけれど、自分で至らしめた、共犯的な睡眠だった。

　午前四時に目が覚めて、体を起こすことに抵抗が少なかった。物事には行えるタイミングがあるが、行うべきタイミングであるかは別で、やっぱり寝る前に終えておくべきではあったように思えた。

　歯を磨いたのに口が小便器臭かった。昨晩、酒を飲んだからだろう。2lの麦茶を持って部屋に戻った。勉強机には空の500mlの天然水と2lの麦茶、牛乳パックとマグカップがあった。マグカップの底では牛乳が円を描いていた。そこに麦茶を注ぎ込むと、透明度を失った茶色い液体が現れた。薬袋から粒薬を5つ取り出し、舌に乗せ、流し込んだ。

　今は少し気持ち悪い。抗うつ薬の副作用で胃が荒れることも珍しくないというので、それでかもしれない。あるいは脳にあれこれ作用して、なんか気持ち悪いのかもしれない。

　うっすらと過ごす。