鼻血0.4
今日は身になることは何もしなかった。身にならないことはカラオケに行った。
カラオケの前まで歩いていって、やっぱりそんなにカラオケの気分でもないかもなあとか思ったけど入った。
同い年くらいに見えるいつもの店員さんがカウンターにいた。20分程待つらしかった。待っている間、内ポケットに忍ばせた村上春樹のエッセイ集を読んでいた。
村上春樹がボストンマラソンを走っていた。町を挙げてのお祭りのような感じの大会で、そういう賑わいっていいなと感じた。
1つのエッセイを読み終えた頃に、店員さんに呼ばれて、710号室の伝票を貰った。ドリンクバーでウーロン茶をカップに注ぎ、710号室へ向かった。
710号室は8人くらい入れる程度に広かった。僕は手前の部屋の1/3くらいのスペースしか使わなかった。もっと奥の方まで使って、でんぐり返しとかすればよかったと後悔している。
あいみょんの猫とかバンプの天体観測とかオレンジスパイニクラブのキンモクセイとか歌った。選曲ふつう。
そうして自分の歌声を録音してカラオケを後にした。
帰路は自分の歌声を聞きながら歩いた。イヤホンとかは持っていなかったので、普通にめっちゃ小さい音を電話するみたいに耳に当てて聞いた。もしかするとすれ違う人には聞こえていたかもしれない。全然大丈夫である。
帰ってきて少しして、鼻血が出た。なんかいっぱい出る出方をしていたので、ティッシュでどうにかするのを早々に諦めて、紙コップに垂れ流して処理した。最終的に紙コップの高さを10とすると4くらいまで血が貯まった。少し謎の達成感を覚えた。
しかし血を出し過ぎたのか手が軽く震えたり少し気持ち悪くなったりした。母が1日分の鉄分みたいな飲み物をくれたのでそれを飲んで安静にしていた。
母と姉は今日、BTSのショップ目的で原宿へ行ってきて、帰りに燕のグリルみたいな店のハンバーグを買ってきたので、それを夕飯に食べた。なんかおいしかったのでごはんを2杯も食べてしまった。
身になることはしなかったけど、いい一日でした。