うん日のへにより

もやしと豚肉を炒めたやつ

反抗期ワープ

 大抵の人間は反抗期を経た後、親孝行とか言う。それより高校生の僕は思った。結果的に親孝行とか言い出すことが分かってるなら反抗期を挟む意味なくないかと。ということで意味は一切分からないままに家計を助けるためという理由でアルバイトをしていた。
 どれくらい意味が分かっていなかったかというと、家族がどうなろうと正直どうでもよかった。
 反抗期を形式的にワープした僕は後に反抗期に入ることになった。鬱になってしまい、本心と向き合わざるを得なくなったからだ。そうなってようやく親が理解できなかったり、不平不満が出てくるなどした。その後批判性は自分へと向き、自分を愛することを通じて親を愛して反抗期を抜け出した。
 今は親が普通に大好きだ。本心で親を見て好きだと感じている。心が乗っている。自然と親孝行とか言い出すと思う。今のところ親不孝ものではあるが、親には幸せでいてほしいと思う。今のところニートではあるが、親孝行欲よりも怠惰が勝っているが。