小島よしお怖い

　YouTubeを見ていると脱力タイムズの切り抜き動画が流れてきた。お婆さんはそれを家へ持ち帰ると、中を割って見てみた。するとそこにはロバートの秋山が突然小島よしおのネタをやらされるという映像が入っていた。お婆さんは怖くなった。有田が嫌いになった。と同時に自分がもしその状況に置かれたらどうしようかと考えた。例えばこういうのはどうか。

　あそれ、あそれ、あそれそれそれそれ、それ。それそれ。それ。それ、それ。それ！それ。それそれ！それ？それ。それそれ。

　Thisで押し切る。だけどもだけど、これで許されるだろうか。どうせ有田はちゃんと小島をやるまで座らせてはくれないんだろう。だろうし、それでThis押し切りをずっと続けるのも空気が悪くなるだけだろう。いや、いいよそれでもう。有田が悪いんだし。

「桃太郎でやん。」

　桃太郎が現れた。お婆さんは桃太郎に一人称を奪われた。俺だったら普通に頑張る。

　あそれ、あそれ、あそれそれそれそれ恐竜襲来。友達パクってされた。「助けてくれ～」でもそんなの関係ねえ。はいオッパッピー。うぇ～。うぇ～。こういうやつがダサい。群れてて。グラサンつけてて。なんかいきっとるやつ。でもブルーノマーズを見てみろ。そんなの関係ねえ。はいオッパッピー。ちんとしちゃんてんとん。ちんとしちゃんてんとん。鬼ヶ島に鬼が出た。「桃太郎お前しかこの町は救えないんじゃ。」どうしよー。でもそんなの関係ねえ。はいオッパッピー。

　鬼ヶ島にて。鬼達は何不自由なく暮らしていた。故に人間達の住む島へ向かう予定は無かった。だから桃太郎は鬼退治に行かなくてよかったのだ。